2019/9/29(日) day 1
「たかしまの森へ行こう!」プロジェクトがお送りする本年度2つ目の事業、「くつきの森 炭がま復活プロジェクト」がいよいよ始まりました。9月29日に行われた第1回目は、17名の参加者を迎えて始まりました。
今回は、くつきの森が所在する朽木・麻生の郷に伝わる方法で炭がまを新しく造ります。設営をお願いしたNPO法人 麻生里山センターの辻井さん(以下、棟梁と記します)が、完成予想模型を作ってくださいました。窯の横の部分はユーティリティ・スペース。シビアな温度管理を要求する炭焼きの工程では、炭を焼いている間の窯の管理は付きっ切りでいる必要があるので、ここに泊まり込めるようにするそう。
( ※ 棟梁曰く、五右衛門風呂も設置しなくてはいけないとかなんとか。えっ、そんな設備って設置が義務付けられてましたっけ? この模型は、棟梁の夢の結晶らしいです )
くつきの森の敷地内にあった炭がまの跡を見学しました。
今回の設営予定地。
斜面を利用して外壁を構成するデザイン。これも棟梁のこだわり。
天気予報では雨という予報でしたので、ブルーシートがかけてありますが、実際には雨にはほとんど降られずに済みました。
炭がまを造るにあたって、お神酒をいただいて安全祈願。
( 私たちはくつきの森まで車で来ているので、全量山の神さまたちに進呈しました )
皆で掘削作業。慎重に土を削って行きます。
本日のお昼。
棟梁さんたちから、参加者に豚汁の差し入れが。
非常に美味しくいただきました。
午後からは石運びも。
炭がまの設営には石もたくさん使います。今回は、以前くつきの森で使われていた炭がまの跡を掘り起こし、そこで使われていた石も再利用することにしています。
大きな石はさすがに人間の手に負えるものではないので、重機さんのお世話になります。
石がたくさん集まってきました。これを炭がまの形の周囲に積み上げて行きます。バランスと強度の確保が要求される作業は職人仕事の領域。今回のプロジェクトでは棟梁が時間を見つけて進めていく予定。
炭がまの床となるところは、土を入れて水平を取りながら踏み固めて行きます。
今日の作業に一区切りが付いたところで、記念写真を撮りました。
力仕事でちょっと疲れましたが、皆さん良い笑顔。お疲れさまでした!