2021年11月28日、日曜日。

 前日は分刻みで天候がざあざあ降りから晴れたかと思ったらアラレの粒が地面にパラパラ落ちてくるような寒い一日でしたが、今日は朝からすっきり晴れてくれました。

 ただ、高島市内でも、高めの山は上のほうが今シーズン初冠雪でした。




 森林公園くつきの森に行くと、昨日立ち寄った方が置いていったという朽木・小川産の柿がザルに山積みでした。
 この時期、高島市内では柿がたくさん出回ります。有名なのは今津町の深清水地区ですが、他にも産地はたくさんあります。個人宅の庭から来たヤツも多数。
 かく言うこの文章を書いている私の家の庭でも、切り株を見てから2年でたくさん成ってしまっていて処理に困っています。





 本日の参加者は、小学5年生の子から70代までの計4名。
 イベントの参加者数としては少ないですが、コロナ禍が落ちついてきている今、あちこちイベントラッシュなので、来ていただけただけでもありがたいことです。しかもほとんどが「炭焼き体験会」からのリピーターの方で、これは嬉しい。
 今回のイベントを通じて、クヌギの木を通じて炭焼きとつながっている森林資源の循環に触れることができるのです。

 午前中のタスクは、苗の植え替え作業。
 まずは、運搬車に資材を載せて、まずは今日植える苗を苗畑まで取りに行きます。




 

 「ちょっとこれ押して苗畑に行ってください」

 「えっ!?」

 運搬車の運転をいきなり振られて、会場に向かいます。

 こいつを動かすのは実は今日がはじめてな私でした(汗)。

 これからのシーズン、おそらく操作することになるであろう除雪機と操作卓の構成はほとんど同じのようなので、練習のつもりで動かしてました。

 おかげさまで、今シーズンは、もう大雪ドンと来い!です。




 苗畑向かいのイチョウ並木。先日高島市のインスタグラムで紹介されていました。






  この苗畑にあるクヌギは、種(どんぐり)を植えてから2~3年経ったもの。

 根がよく伸びていたので、あらかじめ掘り起こしやすいように下準備をしていただいていたのですが、それでも掘り出すのは大変でした。海老澤さん曰く、根は直射日光に当ててはいけないということで、すばやく大きな袋に入れていきました。




 運搬車に袋に入れた苗をわしゃわしゃ載せて、私が植樹場所に持って行きます。軽トラが通る轍の付いたダート道。途中、崖の下は川というところもあって、私は、運搬車ごと川に転落してニュースに載りたくないよなぁ、という気持ちでいっぱいでした。










  今回の植樹場所は坂の上の見晴らしの良い場所でした。たどり着いた頃には息を切らしていた私たちです。

  あらかじめ決めておいた場所に穴を掘って、苗をそこにセットします。
  水はけの良くなさそうなところには、腐葉土を先に投入しました。

  今回、掘った穴は11ヶ所。穴がずらーっと並んでいる光景はなんだかシュールです。

  植えた苗には、支柱を添えてネットをぐるっと回しかけます。知恵者のシカに食べられないようにするには、このぐらいする必要があるそうです。

 時間の都合で、全部の苗にネットは巻けませんでしたが、道の際にやがて大きくなったクヌギが並木を作っている光景はまた見てみたいものです。

 「あと、何年すれば炭の原木が切れるぐらいの大きさになりますか?」

 「うーん、12、3年かなあ」

 その頃、私にこの場所まで坂道を登って来られる足腰はあるでしょうか? 




 作業を終えてさっき来た坂道を運搬車とガタガタ下りていく途中、谷の向こうの正面に先週盛り上がっていた?炭窯が見えました。

 炭窯の手前には太陽光発電のパネルが広がっていてこれもなかなかシュールな光景です。

 この太陽光発電は森林公園くつきの森のものでも高島市のものではありません。民有地に作られたものです。




 午前中の作業のおまけ画像。

 海老澤さんが何かを土に埋めています。何を埋めているのでしょう?





 これは、作業で使わなかった予備の苗を、根を保護するために一時的に植えているところです。どうかご安心ください。




 午後からも非常に良い天気でした。

 昨日、私はここくつきの森で別件の作業をお手伝いに来ていたのですが、午後からの作業が吹っ飛ぶくらいの悪天候だったのに、えらい違いです。




 午後からは、クヌギのどんぐりの植え付け作業体験です。
 まずは選別。水を張ったバケツにどんぐりを流し込み、沈んだものを植え付けに使います。浮いたものは、残念ながら虫食い、成長不良などの不合格品です。




 根も芽もどんぐりの尖った形のほうから出ます。横向きに寝かせる感じで土の上に置くと、まず根が下のほうに伸びて、それから芽が上に伸びていくそうです。なかなか面白い成長のしかたをしますね。




 今回使うのは森林公園くつきの森謹製、3年物の腐葉土。

 この白いのはカブトムシの幼虫です。腐葉土を攪拌すると、こういうのが何匹か居ました。コインの類よりはずっと大きく、まるで子どもの頃に遊んだヨーヨーのような大きさです。










  腐葉土と土を混ぜたものを、今日は牛乳パック(紙パック)を乾かしたもの底に穴を開けてスコップで流し込み、そこに種を横向けに置いてそこに土を被せました。

 植え付けに牛乳パック(紙パック)を用いるのが今回の作業のポイント。発芽して苗木になったものは、パックごと植えることができます。

 少ない人数でしたが作業はサクサク進み、準備した紙パック、そして予備の長ポットもにも植え付けができました。紙パック30、長ポット15ぐらい?

 どんぐりの数が紙パック+長ポットの合計を大幅に上回っていたため、私も余ったどんぐりをいただいて、うちの庭に植えてみようかと思いました。
 作業完了。お疲れさまでした。

 今回植え付けたどんぐりは、来年か、それ以降か、土に植え替える予定。少しずつですが、くつきの山にどんぐり山ができるお手伝いができました。時々遊びに来て、今日植えた苗やどんぐりの様子を見に来てくださいね。

 本日は、ご参加いただき誠にありがとうございました。
 今後も、「たかしまの森へ行こう!」プロジェクトでは、皆さんにたかしまの森林への関心を深めていただき、森と関わるライフスタイルを提案するイベントなどの企画をしていきたいと思います。引き続き皆さんのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。